市長の部屋

随想集

平成25年6月

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 6月に入り、まもなく梅雨の季節がやってまいります。今年は例年以上に寒暖の差が激しく、環境も変わりやすくなっておりますので、くれぐれも体調管理には気をつけていただきたいと思います。
 いよいよ、本格的なさくらんぼの季節を迎えます。果樹農家の方々はこれから1か月以上、毎日忙しい日々が続くと思いますが、農作業中の怪我や果樹の盗難などには十分気をつけながら、農作業に励んでいただきたいと存じます。
 今年の冬は積雪が多かったものの雪解けが早く、さくらんぼの芽は平年よりやや早く発芽しました。4月に降雪があり生育は停滞したものの、4月26日には開花しました。開花期間中、低温で経過したことから、開花から満開になるまで日数もかかりましたが、その後は、好天と適度の降雨により生育し、現在は平年より4日遅れ、昨年より2〜3日遅れの生育状況となっております。作況については、地域や園地によりばらつきは見られるものの、全体的に大玉で高品質なさくらんぼが期待できそうです。
 6月1日には、恒例の天童市観光果樹園連絡協議会統一開園式が開催されました。市内の観光さくらんぼ園が一斉にオープンし、今年もいよいよさくらんぼシーズンが到来します。東日本大震災の影響で福島県から市内に避難されているお子様を招待し、地元の山口児童館の子どもと一緒にさくらんぼ狩りを楽しんでいただきました。今年も例年以上の賑わいになることを期待しております。
 また、6月14日と15日の2日間、天童産さくらんぼの知名度アップと消費拡大を図り、産地銘柄の確立を目指すため、上京してさくらんぼのトップセールスを行ってまいります。天童産の高品質でおいしいさくらんぼを全国の皆さんに広く御賞味いただくため、東京都中央卸売市場淀橋市場と百貨店において、天童市農業協同組合の全面的な協力のもと、PR活動を積極的に行ってまいりたいと考えております。
 今年も5月28日の天童中部地域を皮切りに、「まちづくり懇談会」がスタートしました。これから11月19日の蔵増地域まで、市内13地域において皆さんと膝を交えて話し合いたいと考えております。皆さんから貴重な御意見や御提言を直接お聞きし、よりよいまちづくりに反映させていきたいと考えています。幅広い年代層の皆さんに御参加をいただきますようお願い申し上げます。

天童市長 山本信治

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