市長の部屋

随想集

平成28年1月

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 新年あけましておめでとうございます。市民の皆様には、穏やかな初春をお過ごしのことと、心からお喜び申し上げます。
 旧年中は、皆様の御理解と御協力をいただきながら、「未来創造重点プロジェクト」に掲げる重要施策を着実に進める事ができましたことに、心から感謝申し上げます。

 昨年3月には、将来の市勢発展に結び付く重要事業として取り組んできたJR天童南駅が開業いたしました。間もなく開業1周年となりますが、市民の皆様の通勤、通学に加え、モンテディオ山形のサポーターや周辺商業施設を訪れる方々に大いに御利用いただいております。引き続き、駅前広場の整備などを進め、利便性を高めながら、本市に新たな人の流れを呼び込んでまいりたいと考えております。
 また、本市の子育て支援の拠点として、昨年5月にオープンした天童市子育て未来館「げんキッズ」では、当初の予想を大幅に超えて、わずか3か月で、入館者が10万人に達しました。その内、約6割が市外の利用者となっており、本市の交流人口の拡大に向けた大きな可能性を感じております。
 
 本市のふるさと納税につきましては、昨年上半期において、寄附額、寄附件数とも全国第1位となるなど、一昨年に引き続き、全国の皆様から大変な好評をいただきました。今年度の寄附申込金額も、昨年12月の時点で、20億円を超えたという状況であります。御寄附いただいた皆様の支援に、心から感謝しながら、全国の「天童ファン」とのつながりを、これからも大切に育てていきたいと考えています。

 市では現在、人口減少や少子高齢化に立ち向かい、持続可能な地域社会を作り上げていくため、「天童市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定を進めています。今年2月の策定を予定しているこの総合戦略では、妊娠期・子育て期の世代への支援策の充実、安定的な収入を得るための働く場所の確保など、定住人口の増加に向けた施策を基本目標として位置付け、重点的に取り組んでまいりたいと考えております。

 昨年12月21日には平成27年国勢調査の速報値が公表されました。それによると、本市の人口は前回調査時の平成22年から22人増加し6万2,236人となりました。市内の人口減少の流れに変化の兆しが生じているのか、今後とも注意深く見守ってまいります。「第六次天童市総合計画」の計画期間も最終年度を迎えようとする中、今後とも本市の将来都市像「笑顔 にぎわい しあわせ実感 健康都市」に一歩でも近づいた元気な天童市の姿を御覧いただけるよう努めてまいりますので、本年も市政運営に対する皆様の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 平成28年が市民の皆様にとりまして素晴らしい年になりますよう心からお祈りいたします。

天童市長 山本信治

この記事に関するお問い合わせ

担当課: 総務部市長公室
tel: 023-654-1111
fax: 023-653-0704