市長の部屋

随想集

令和2年7月

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 本市では、真っ赤なさくらんぼをはじめ、豊かなフルーツの実りを楽しめるシーズンを迎えています。

 

 山形県内の新型コロナウイルス感染症の新規感染者は、6月末日時点で、56日間連続ゼロを継続しております。天童市内では、これまで感染者が確認されておらず、これも皆様の外出自粛やマスクの着用、3密を避けるなど新たな生活様式への協力によるものと思っております。

 

 先月6月中旬には、当初4月に予定していた高齢者健康福祉施設「天童温泉 はな駒荘」の開業と、道の駅天童温泉「もりーな」のリニューアルオープンを無事に迎えることができました。本市の誇る天童温泉、将棋駒、ラ・フランスなどの魅力を生かし、市内外の皆様の憩いの場、そして全国に魅力を発信する新たな拠点として楽しんでいただきたいと考えております。

 

 また、6月27日には、新型コロナウイルスの影響で中断していたサッカーJ2が4か月ぶりに再開し、モンテディオ山形はホーム開幕戦で見事白星を飾りました。試合は無観客で行われましたが、スタジアムにはサポーター170名もの写真を組み合わせたフラッグが取り付けられるなど、新しい工夫を凝らした応援がなされました。しばらくは、無観客や入場者制限などが続くようですが、市民の皆様とともに応援していきたいと考えています。

 

 今月7月10日からは、市内13地域を訪問し、各地域の皆様から地域が抱える課題や市政に対する御意見などをお聴きする「まちづくり懇談会」をスタートします。今年は、人と人との距離を保つなど、新型コロナウイルス感染症対策のために一定の制限を設けて開催しますが、皆様からの御意見や御提言は、よりよいまちづくりに反映させてまいりますので、ぜひ御意見をお聞かせください。

 

 新型コロナウイルス感染症との闘いはまだまだ厳しい状況にあります。東京都では、新たに50人を超える感染者が確認されるなど、予断を許さない状況です。

 本市では、これまで第1弾から第3弾にわたり各種緊急支援事業に取り組んできました。6月に発表した第3弾の緊急対策では、経営持続サポート給付金や事業所の新生活様式対応支援など、拡充を行ったところです。7月29日には、地域経済再生を図るため、飲食店用と小売店用のプレミアム商品券を発売します。商品券は、市民の皆様が1人1冊購入できるよう、各6万2千冊を用意していますので、ぜひ御利用いただきたいと考えております。

 

 今後も、引き続き市民の皆様が安心して生活できることを第一としながら、新たな生活様式への対応を含め経済再生に向けた施策を、スピード感を持って取り組んでいきたいと考えております。市民の皆様には、今後も感染予防に御協力くださいますようお願いいたします。